1月12日
バイクでゴー
起きてみたら曇り空。レストランのボーイは「きょうは雨は降らない」という。ま、ビーチ日和でないことは確かなので、バイクを借りて島巡りでもしよう。
カップルや家族連れは最高6人乗りのゴルフカートを借りるが、私は必要なし。原付を借りる。ホンダのタクトだった。真黄色。9時から5時まで借りて200ペソ。ヘルメットもかぶらず。それはっしーん。
日本以外で、つまり右側通行の国で運転するのはまったく初めてだったが、意外にすんなり慣れる。ときおり、意識していない時に左側を走ろうとするので少し注意は必要。慣れるためと、景色をじっくり見るために自転車なみのスピードで走る。道には速度が出せないように段差がときおりあるので、車もかなりゆっくり走っている。以前よく聞いた「狭いニッポン、そんなに急いでどこに行く」というのが、このイスラ・ムヘーレスではまさに実感できる。まずは島の西側にある半島を目指す。すぐに着いてしまう。では島の南端を目指す。あっという間に着いてしまう。
島の南端にはマヤ時代の遺跡があるのだけれど、そこに行くには30ペソの入園料がかかる。遠目から見てもそんな大した遺跡ではないので行くのをやめる。では島の東側を走ってみよう。
こっちは外洋に面しているだけあって波も荒いし生えているものも違う。西側のマングローブはなく、風にも強い、背の低い樹木だけ。そんな海でペリカンや軍艦鳥の仲間が餌を探していた。
ぐるっと回っても20キロもない。左回りで回ってみて、右回りで回ってみて、途中で方向を変えてみて回ってみて、一度行ったところをもう1回、回ってみて。何度回ってもやっぱりすぐ終わってしまう。ちょっと強い風に吹かれながら、やっぱりバイクが好きなんだと再認識する。自動車もいいけど、バイクの方がもっと直接的というか。風もにおいも分かるし。
午後になって天気が回復してきた。島の中部にあるパブリック・ビーチに行ってみる。「Sleeping Shark」がいるところで、チップをやると係員がサメを触らせてくれる。親子連れには大人気。でもサメはあまり乗り気でなく、やっぱり眠そうだった。
そのビーチで少し顔を出し始めた太陽にまた背を向けて日焼け。やっぱり昨日焼き過ぎたひざ下に日光が当たると痛い。タオルとTシャツで足だけは隠す。
何だかんだいってもぎりぎり5時まで借りてバイクを返す。スーパーマーケットを見つけたので入ってみる。するとパン売り場にメロンパンみたいなもの(写真右)とマヨネーズパンらしきものを発見。さっそく捕獲する。
ホテルに帰って食べてみる。メロンパンと思ったのは単にパンの上に網状に砂糖の模様が乗っているだけ。食べるそばからぼろぼろ落ちてくる。マヨネーズパンと思ったのは、真ん中にカスタードクリームが乗っているだけ。考えてみればマヨネーズパンなんて、そんな奇特なものがメキシコにあるわけがないのだが、見た瞬間、自分の好きなものが思い浮かんでしまった。両方ともパンそのものはパサパサで、おいしくない。ジュースで流し込んだような次第。
夕食は町にあったフレンチ・ビストロにて。魚をチョイス。タイの仲間らしい白身だった。かなり満足。しかも値段もリーズナブル。かなり満足できる夕食だった。
夜、暗いビーチに出てみる。雲に隠れながらも月明かりでかなり遠くまで見える。暗い分、ヤシの葉が風に揺れるサワサワという音がいつもより大きく聞こえる。そんなビーチの夜。
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